新年を迎えてから七日目の朝、一年の無病息災・招福を祈願する
風習として食べられているのが「七草粥」ですが、我が家でも毎年
欠かさず、七日の朝はお粥を焚いています。
正月料理で疲れた胃を休め、平常の食生活に戻す区切りとして考え、
野菜の乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う役割もあります。
ところが、最近はその正月料理というものが変わってきてしまっていると思います。
我が家でもおせちを重箱に詰め合わせるのではなくて、大皿に盛り付けて
簡単にしようとか、もちろんいつもと趣が変わるのもまた良いのですが、
やはり後の片付けのことを考えてしまいます。
元旦に営業しているスーパーに立ち寄った妹の話では、
「今日の夕飯何にしようか?焼きそばにでもする?」という会話が
聞こえてきたそうです。
日本のお正月文化、特に食文化は確かに変わってきていますね。
何を残し、何を変えていくのかを考えていきたいものです。